Somber Atmosphere

ドイツのブラックメタルの感想を載せています

Helrunar - Niederkunfft

ドイツのブラックメタル、2015年作4thフル。同郷のProphecy prod.よりリリース。

もともと地味で絶対流行らないサウンドを展開していたHelrunarだが、今作は今まで以上に地味になった印象。

スローテンポで重苦しく進行するドゥーミーな展開が主体。展開が豊富でプログレッシブな印象を受けるものの、聴かれるトレモロリフもメロウさはほとんどなく、ひたすら地味に進行する。疾走するような展開がいずれかの曲でちらほら聴かれるものの、やっぱり地味...。

ラストトラック"The Hiebner Prophecy"だけ一昔前のノルウェイジャンかって感じで地味に疾走する展開が多めで、地味重苦展開との対比が割と耳に残るが、特筆すべきではない感じ。

それ以外書くことのないくらい、地味。地味。

ジャーマンブラックらしい湿り気ある薄っすらメロウな展開を期待すると全力で肩透かし。

今までの作品以上にスーパー地味な作品で、一体誰が喜ぶんだ?って言いたくなる作品であった。ちょっとこれは擁護できない...

強いて挙げるなら、これ、という感じ。