Somber Atmosphere

ドイツのブラックメタルの感想を載せています

Hallig - 13 Keys to Lunacy

ドイツのブラックメタル、2012年作。Folter recordsよりリリース。

内容はドイツの湿り気と憂いを帯びたトレモロリフ主体で疾走する、オールドスクールなジャーマンプリミティブブラックメタル
疾走展開だけでなく、途中ミッドパートで湿った展開を入れたりして、聴いていて曲が飽きない。薄っすらメロウに疾走る展開が大変琴線に触れる。いずれの曲も1曲も5分〜7分程度と聴きやすいのも○。

2曲目"Reinvigoration"あたりは寒々しくも薄っすらメロウなトレモロリフで疾走するところがたまりませんな。
4曲目"Epiphany"は更にドラマティックに展開するパートが聴かれ、これがまたとても素晴らしい...
7曲目"Unter Mehschen"は更にドラマティックに展開する疾走パートが大変素晴らしい。
曲を追うごとにどんどんかっこよくなる、"13 Keys"はテンション高くドラマティックに疾走する。特に後半からの湿り気保ちながら厭世的に突っ走るパートは悶絶。

というわけで、あまり知名度高くなかったけど、素晴らしいジャーマンブラックであった。
初期Odal + 荒々しいHelrunar、といった表現がしっくりくるような、当時のジャーマンブラックメタルを高品質なレベルでプレイ。

その辺りが好きな人はまず楽しめる。

あまりyoutubeでは転がってなかったので、一曲目で。