Somber Atmosphere

ドイツのブラックメタルの感想を載せています

Seremoni - Gedanken-Zeremonie


(画像はテープリリースのものかな)

ドイツのブラックメタル、2012年作デモCDR。本来は2010年にリリースされていたものをBlack Blood RecordsがスリップケースのProCDRで再発。200枚限定。デモ扱いということもあり、3曲16分と短い。

音質が劣悪め、かつミッドテンポでリチュアリスティックに進行するパートがメインの、オーソドックスなシャリシャリしたプリミティブブラック。疾走するパートもそんな速くなく、時折湿っぽい薄っすらメロウなトレモロリフが絡む。ギターのトレモロリフは薄っすらメロウだけどやっぱ地味。それ以外はこの手のバンドにしては珍しくベースが聴こえて、それが結構いい味出しててるかな?ってくらい。3曲目"Im Nirgendwo"では時折寂寥感を薄っすら感じさせるようなリフは聴かれる。

特に特筆すべきことはないジャーマンプリミティブブラック。どれに似てるって言われると困るくらい特徴がない。ノルウェーの最近噂のDodsengelっぽいというか、それほど迫力はないけど、そっち系のうさんくさい雰囲気は出てるとは思う。Voも割と主張してて良い。

それでも何度も言うけどこの手の地味ーだけど薄っすらメロウなプリミティブブラックは好きなんだな。

地味ながら割と時々薄っすらメロウというか。